大手ショッピングサイト・淘宝網は27日、欧米の伝統行事「ハロウィーン」が近づいたため、関連商品の売上件数が一日あたり5万件を突破したことを明らかにした。過去1週間にも、カボチャ型の提灯(ジャックオーランタン)だけで10万個が売れたという。「国際金融報」が伝えた。
ネットでよく売れているのは、カボチャ提灯、お面、仮装用の衣装・小道具といった伝統的なハロウィーン商品だ。淘宝網ではカボチャ提灯のほか、お面や仮装用品の売れ行きも好調で、お面の売上件数は2日で2万件に達したという。
複数のショッピングサイトに取材したところ、ハロウィーン市場の最大の買い手はナイトクラブやホテルのイベントプロモーターであることがわかった。杭州市(浙江省)のあるナイトイベントを取り仕切る陳さんによると、ここ数年、中国の大都市ではハロウィーンになるとバー、大企業、学校がこぞって仮装大会を開くようになり、関連商品がよく売れるようになったという。パーティ準備のため、プロモーターたちは半月ほど前から淘宝網で関連商品を購入し始め、一回あたりの購入額は1千元を下らないという。
ショッピングサイト・皇冠信誉のある出店者は「うちでは昨年からハロウィーン関連商品を売り出した。今年は経済が好転し、外国人の購入も少なくない。去年に比べて、今年は商品の種類も増えている」と話す。
「人民網日本語版」2009年10月28日