統計データによると、2009年第1～3半期（1～9月）の国産自動車生産販売台数は、前年の年間総数を上回る1千万台の大台に近づいている。中国自動車工業協会の最新データによると、1～9月の国産自動車生産台数は960万台、販売台数は約966万台。今年の生産1千万台目の自動車が10月20日に長春一汽で誕生、中国は米国と日本に続き、1千万台レベルの自動車生産大国の仲間入りを果たした。

自動車生産販売台数が今後数年間も伸び続けると予測する業界専門家がいる一方、中国自動車市場の不確定要素が2010年にいっそう増大し、国家による政策面での支持の度合いに完全に左右されるとの見方もある。

ある業界専門家は、「自動車生産販売台数の急増が今後も続けば、交通渋滞、駐車難、エネルギー消耗、大気汚染などの諸問題が起こるのは必然の成り行きだ。中国自動車産業全体の生産販売台数に注目する一方で、自動車と関係する、自動車に起因する問題にも関心を払う必要がある」とコメントしている。

「人民網日本語版」2009年10月29日