日本への留学や出張に出発する前に、日本国内に部屋を確保することがもうすぐ可能になる。日本最大の不動産賃貸会社・株式会社レオパレス21は17日、北京支店の設立を発表した。日本に留学したり出張したりする人を対象に、不動産の賃貸サービスや手続き代行サービスを提供するという。「北京青年報」が伝えた。
レオパレスの責任者・牛山隆夫さんによると、日本最大の不動産賃貸会社であるレオパレスには、これまで36年にわたり賃貸サービスに従事してきた歴史がある。北京支店の主要業務は、日本に留学する外国人に全方位的な不動産リソースの紹介・予約サービスを提供することだ。2004年にも上海事務所を設置し、宣伝活動を行ってきたが、今回の北京支店設立により日本の不動産賃貸企業として初めて本格的に海外進出を果たすことになる。こうした動きの背景には、日本における中国人留学生のますますの増加ということがある。
北京支店の従業員には日本への留学経験のある中国人を採用する予定で、留学ニーズや旅行ニーズ、出張の予定などがある顧客にサービスを提供する。またレオパレスの日本国内支店にも50人程度の中国人従業員を配置する。レオパレスは日本国内にワンルーム物件52万件を所有しており、ランクは最も安価なAランクから最上級のZランクまで26種類あり、これらがすべて選択肢として中国人顧客に提供されるようになる。
レオパレスの責任者によると、中国と違って、日本で部屋を借りる場合には、仲介手数料、賃料、清掃料、環境維持費、鍵の交換費、抗菌施行費など7項目の費用を支払う必要がある。新宿エリアに20平方メートルのワンルームを1年間借りた場合の費用は約94万1千円で、人民元に換算すれば約7万2千元前後になる。
「人民網日本語版」2009年11月18日 |