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広州モーターショーに楽観ムード
発信時間: 2009-11-23 | チャイナネット

第7回広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)の開催を目前に控えて、国内自動車市場が好調だ。今年1-10月の自動車生産・販売台数はいずれも1千万台の大台を突破し、自動車メーカーの利益も好調で、多くのメーカーは第1-3四半期(1-9月)の通年の利益目標を達成した。11-12月もメーカーとディーラーの好調が予想される。広州モーターショー開催に先立ち、国内・海外の出店メーカーには楽観ムードが漂っており、ショーを通じてブランドの浸透力を高め、来年の成果を期待している情況だ。新華社が伝えた。

開幕2日前、広汽ホンダ汽車有限公司はディーラーが組織する顧問委員会に広州での会議開催を招請した。同公司の姚一鳴執行副総経理によると、同公司のディーラーは今年、営業力が大幅に向上し、計画を大幅に上回って達成し、満遍なく利益を上げ、各ディーラーとも好調だったという。

広汽トヨタ汽車有限公司のあるマネージャーによると、同公司は今年第1-3四半期に通年の利益目標を達成した。今年打ち出したスポーツ用多目的車(SUV)「漢蘭達」は供給が需要に追いつかず、数カ月待ってやっと購入者の手にわたるという情況だ。

日産の総裁は数日前に北京で「現在、日産の中国での発展を制約する主な問題点は、生産能力の不足だ。市場ニーズを満たすために、東風日産ではほぼ毎日残業が行われ、生産ラインを連日2交代制で21時間動かしている」と述べた。

ルノー・日産アライアンスのカルロス・ゴーン社長は、このほど中国で行われたフォーラムに出席した際、次のように述べた。2009年の世界での販売台数は5900万台に達する見込みで、過去2年間の年間7千万台に比べると大幅に減少する。今年の中国の自動車販売台数は1300万台を超え、世界全体に占める割合は昨年の13.6%から20%以上に増加する見込みだ。中国は世界の自動車消費において軽視できない巨大な市場であり、世界の自動車市場の成長を牽引し、自動車産業の復興を牽引する中心的なパワーとなっている。

広州モーターショー組織委員会の秘書長(事務局長)を務める中国国際貿易促進委員会汽車(自動車)分会の王侠秘書長によると、今回のショーでは、国内・海外の新車が大量にお目見えし、省エネ・汚染物質排出削減などの新技術も多数展示される見込みだ。こうしたことから、多国籍自動車メーカーが最良の製品と技術を中国に迅速に移転し、市場競争力と市場シェアの向上をはかろうとしている様子がうかがえる。

「人民網日本語版」2009年11月23日

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