専利(特許、実用新案、意匠)をめぐるビジネスイベント・上海専利ウィークが22日、3日間の会期を終えて閉幕した。会期中にはさまざまな形式の専利取引が行われ、取引額は総額約2億8600万元に達した。うちバイオ医薬、新素材、省エネ・環境保護などの分野の特許5件についてはオークションが行われ、落札額は6536万元に達し、同イベント史上の最高額を更新した。専利オークションは企業が「金鉱を掘り当てる」ための「技術的備蓄庫」となっている。
前回イベントに比べ、今年は総取引額、1件あたりの平均取引額がいずれも2倍に増加した。オークションで落札額が最高だったのは「ヒト角質細胞成長因子-2の組み替え」をめぐる専利で、1千万元でスタートし、2900万元で落札された。上海市知識産権局の洪涌清副巡視員によると、専利のオークションは国際的に行われる一種の専利の移転取引の形式だ。専利プロジェクトはオークションという過程を経ることによって、社会一般にその価値を改めて示すことになる。昨年の同イベントでは、国は専利オークションを通じて、知的財産権市場を発展させ、知財権戦略を実施する上での新たな模索の道を一歩踏み出した。
「人民網日本語版」2009年11月23日 |