中国の温家宝総理は29日、第12回中国ヨーロッパ首脳会合のため、南京を訪れているユーログループのユンケル議長、欧州中央銀行のトリシェ総裁、欧州委員会のアルムニア経済・通貨問題担当委員と会談した。ユーログループ、欧州中央銀行、欧州委員会はユーロ圏の3大機関と呼ばれており、その代表がそろって中国を訪問するのは3年ぶりである。

今回の会談は政治や経済、通貨政策についてユーロ圏と中国政府の間で対話メカニズムをつくり、連携を強めることが目的とされている。人民元の為替レートが焦点になると見られている。

「中国国際放送局　日本語部」　2009年11月29日