日本のサントリー酒類株式会社は9日、中国のワイン輸入販売会社「ASCファインワインズホールディング」の買収について、現大株主のオーストリアWine Holding GmbHと合意し契約調印したことを明らかにした。中国商務部反独占局の認可を受けた後、正式に今回の買収がまとまった。今回の買収で、サントリーはASCの半分以上の株式を取得し、大株主となった。新聞晨報が伝えた。
サントリー・インターナショナル社によると、ASCを長期戦略の資産と目視し、ASCの開拓計画を全力で支援するとともに、販売チェーン管理やIT業務といった面でこれまで培ってきたノウハウや専門知識をASCのレベル向上に役立てていくという。ASCもサントリーの数多くのブランドのうちメロンリキュール「MIDORI」と高級ウィスキーで提携する考えだ。サントリーは今回の買収で、急成長している中国の輸入ワイン市場への進出を加速することになる。
ASCは中国最大の高級ワイン輸入販売会社で、フランス・ボルドーの高級ワインやオーストラリアのワイン「ペンフォールド」、スペインのスパークリングワイン「フレシネ」など世界100カ国以上の高級ワインの輸入代理権を持っている。
「人民網日本語版」2009年12月10日 |