▽3地域が1時間圏内に 30分で移動可能に
同大橋設計プランの責任を負う中交公路規劃設計院有限公司の孟凡超副総経理(副社長、理事を兼任)によると、同大橋を車両が走行するようになれば、珠海、澳門、香港の3都市が1時間圏内となり、経済、交通、生活上の結びつきがより緊密になる。珠江西岸の珠海や澳門から東岸の香港まで自動車で移動した場合、これまで陸路で約3時間、水路で1時間40分の計4時間40分ほどかかっていたのが、約30分に大幅に短縮されることになる。
ある専門家によると、交通の利便性の大幅な向上は、珠江西岸地域と香港地域との社会的・経済的連携の強化や珠江デルタ地域の観光条件の改善にとって重要な意義をもつという。
同大橋の初期設計作業調整チーム弁公室の余烈副主任は「香港は国際的な貿易、水上輸送、観光、金融、情報の中心であり、澳門の主要産業は賭博・観光業、製造業、金融・保険業と建築・不動産業だ。香港と澳門の間には長期にわたって形成された産業分業体制と社会的な情況とがあり、これらが両地域の社会経済的な連携を非常に密接なものにしてきた。広東省、香港、澳門の3地域の観光資源も今後、整理統合されることになる。港珠澳大橋により、香港、澳門、大陸部間の協力は全く新しい時代に足を踏み入れることになる」と話す。
*テイ:「人偏」に「丁」
「人民網日本語版」2009年12月16日
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