キーワード8:「インフレ予期管理」 物価水準の安定を維持
現在、一部の食品価格と水、電気、油などの公共製品の価格には大幅な上昇が見られ、通貨貸付は急速に増加し、外部ではインフレへの懸念が高まっている。10月21日に開かれた国務院常務会議で、「インフレ予期管理」が成長維持、構造調整とともにマクロ調整の重点に盛り込まれた。
インフレ予期管理は通貨政策にとって、マネーサプライとマクロ経済動向の釣り合いを維持することが肝心となる。中央経済活動では、国内外の経済情勢の変化に伴い、通貨貸付の増加速度を把握する必要があることが提起された。
インフレ予期は、本当のインフレを意味していない。実際、11月に初めてプラス成長に転換する前、消費者物価指数(CPI)は9カ月続けてマイナス成長となっている。1~11月の各種物価指標は依然マイナスで、現在のところインフレは存在しない。
中国国家発展改革委員会価格司の関連責任者は、「需要が全体的に不足している状況下で、単純なマネーサプライの急増が実体経済のインフレを引き起こす可能性は低い」と指摘。今後一時期、CPIは比較的安定した動きとなる見通し。
「チャイナネット」 2009年12月23日
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