今年も残りわずかとなり、「最も困難」な2009年がまもなく過ぎようとしている。この1年間を振り返ってみると、年初めは国際金融危機の影響により経済成長率は急激に低下したが、年末には主要指標が上昇し、人々の自信も向上している。しかし、問題はまだ根本的に解決されておらず、新たな矛盾が次から次へと生まれ、中国経済は新たな試練に立ち向かう「活力」を必要としている。
キーワード3:「新医療改革」 長年の計画を経て着手
危機に対応するこの1年、維持や確保を示す「保」の字が頻繁に見られるようになった。しかし「守備戦」は「攻撃戦」の代わりとなることはできない。経済が困難な時こそ、社会保障制度の役割は明確となるもので、長年の計画を経た医薬衛生体制改革は4月上旬についに始動した。
新医療改革案で、3年以内に基本医療保険の加入率を90%以上とすること、公益性を堅持し、公立病院改革を試行すること、国家基本薬物の小売指導価格を発表し、国民の医療費負担を軽減すること、基本公共衛生サービスプロジェクトを進め、健康水準を全面的に高めることが提起された。各級政府の同プロジェクトへの投資額は3年で8500億元に達する。
「医療改革は国民の健康水準を高めるだけでなく、消費拡大の後顧の憂いを取り除くためでもある。これは規模が非常に大きく難しい作業で、過度に楽観視してはならない。まず最も重要なのは地方政府の積極性を引き出し、各地の医療改革を強化することである。そうすることで国民は利益を得ることができる」と、中国人民大学公共管理学院の許光建副院長は述べる。
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