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2010年中国マクロ経済の10大予想(1)
発信時間: 2009-12-24 | チャイナネット

インフレの再発はない

9カ月続いたマイナス成長の後、消費者物価指数(CPI)は2009年11月、前年同期比でプラス成長に転じた。しかしこれはインフレが現実となったことを意味しているわけではない。各要素を総合すると、来年の中国のCPIと生産者物価指数(PPI)は通年でそれぞれ2.5%と4%の上昇となり、物価の上昇圧力は抑制できる見通し。

通貨貸付の急増はインフレ予想を引き起こしたが、ここ数年の経験を見ると、その影響はCPIやPPIには現れず、株価や不動産価格などの資産価格の上昇に現れる。しかし注意すべきなのは、テールレイジング要素や貸付の流動性供給により、来年のインフレ率は「逆V字型」の動きを見せ、来年中ごろは著しいインフレ圧力となる可能性があることだ。もしその際に食品価格または国際原油価格が突発的に上昇すれば、CPIの伸び率は1カ月で4~5%に達する。経済がまだ新たな回復段階に入っていないときにこのような複雑な状況となれば、マクロ調整の困難さを増すことにもなりかねない。

「チャイナネット」 2009年12月24日

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