24日に開かれた「全国中小企業活動座談会」で、今年1~11月の中国の一定規模以上(売上高500万元以上)の中小工業企業の総生産額は34兆2000億元で、前年同期比12.3%増となり、全国一定規模以上の工業企業の総生産額の69.8%を占めたことがわかった。うち、11月は3兆6700億元で前年同期比28.2%増だった。「中央政府の内需拡大、成長率維持の一連の計画や各地の努力のもと、工業経済と中小企業の運営は下降状態を脱し大幅に好転した」と、中国工業情報化部の朱宏任チーフエンジニアは話す。
工業情報化部中小企業司の王黎明司長は、中小企業の回復は中国経済の健全な発展維持と今年の目標「成長率8%維持」の達成に大きく貢献したと語る。しかし、現在の中国経済は回復の基礎がまだ固まっておらず、中小企業の安定かつ急速な発展を維持し、中小企業の発展モデルの転換と構造調整を進めるにはまだ大きな困難が残ると指摘。
王黎明司長は、「来年の中小企業関連の取り組みとして、『国務院の中小企業の発展の一層の促進に関する若干意見』を具体化し、着実に実施する必要がある。また、中小企業の財政・税務面でのサポートを強化し、中小企業の融資難の問題解決に努め、構造調整と産業のレベルアップに力を入れ、中小企業の国内外市場の開拓を支援し、健全な中小企業の社会化サービス体系を構築し、中小企業の経営管理レベルを高めなければならない」と述べた。
「チャイナネット」 2009年12月25日 |