2009年第4四半期(10-12月)の大陸部、台湾、香港、澳門(マカオ)(両岸四地)における消費者の信頼感に関する「両岸四地消費者信頼感指数」の調査結果が、18日に北京で発表された。それによると、両岸四地では経済発展に対する消費者の信頼感指数が3四半期連続で上昇しており、同期は09年の最高を記録した。トップは大陸部の125.5ポイントで、以下、澳門の116.6ポイント、香港の102.3ポイント、台湾の57.1ポイントと続く。
同指数は200ポイント満点で、回答者の信頼感が完全な時に満点になる。100ポイントを下回れば信頼感の不足を、100ポイントを上回れば信頼感があることを示す。
調査結果によると、両岸四地の市民はこれからの経済発展におしなべて楽観的な見方を示した。大陸部ではこの1年間に指数が約10%、澳門では35%、香港では40%、それぞれ上昇した。とはいえ、4地域の市民はいずれも物価水準には不満で、特に大陸部では関連指数が68.8ポイントにとどまり、第3四半期(7-9月)比で14.4%、第1四半期比で約30%、それぞれ低下するなど減少幅が大きかった。
両岸四地消費者信頼感指数の調査は2009年にスタートし、香港城市大学、中央財経大学、首都経済貿易大学、中国人民大学、台湾の輔仁大学、澳門科技大学が共同で作業を進めるもの。調査カテゴリーは経済、雇用、物価、生活・消費、不動産購入、株式投資の6つ。
「人民網日本語版」2010年1月19日 |