対外貿易が急増、江蘇の伸びは全国一 1-2月

タグ: 南京税関 広東省

発信時間: 2010-03-16 16:58:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

南京税関が15日発表した統計データによると、中国の輸出入額は昨年12月に前年比伸びがプラスに転じ、その後わずか2カ月で、今年1-2月には前年同期比44.8%増加するという飛躍的な伸びを達成した。主要対外貿易省のうち、増加率トップは江蘇省で同54.3%増加し、2位は広東省で同20%増加した。

今年1-2月の中国の輸出入総額は3862億2千万ドルで同44.8%増加した。うち輸出は同31.3%増加し、輸入は同63.5%増加した。輸出入ともに世界を驚かせるほどの伸びを示した。輸出入額トップは引き続き広東省で、2位は江蘇省、3位は上海市となった。これら3省市で中国の輸出入総額全体の40%を占めた。輸出入額増加率のトップは江蘇省、2位は浙江省、3位は山東省。

同税関のアナリストによると、江蘇省の対外貿易の急成長は、対外貿易の経営構造のモデル転換によるところが大きい。今年1-2月には同省のハイテク技術製品や新材料の輸出増加幅が目立って拡大した。また同省は昨年、国内で最も革新力の高い地域となった。

同アナリストによると、世界金融危機の影響を受けて、比較の対象となる09年初頭の中国の輸出データが低かったことが、今年2月の輸出増加率の急伸長の主な原因だ。だが春節(旧正月、今年は2月14日)要因や比較する統計データの低さといった原因を総合的に検討すると、中国の対外貿易は引き続き力強い伸びを示しており、中国の対外貿易がたくましく復興していることには疑問の余地がない。

2010年の初頭、対外貿易は急速に増加したが、商務部の陳徳銘部長は「情勢を過度に楽観視してはならない」と警告し、大口商品の輸入価格の伸びが中国国内に波及する可能性があり、輸入商品価格の問題に十分注意することが必要だと指摘する。税関の統計データによれば、輸入の前年同期比増加率が輸出の増加率を2倍以上も上回り、増加率が最も高い江蘇省では70.5%にも達している。

「人民網日本語版」2010年3月16日

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