上海税関がまとめた最新の報告によると、今年1-2月、上海税関区の輸出入額は累計909億7千万ドルに達し、前年同期比38.5%増加した。金融危機の影響を被る以前の08年同期との比較では0.1%の増加だった。うち輸出額は572億3千万ドル(前年同期比30.2%増、08年同期比2%減)、輸入額は337億4千万ドル(前年同期比55.5%増、08年同期比4.1%増)、貿易黒字は234億9千万ドル(前年同期比5.5%増、08年同期比9.6%減)だった。
2月の輸出入額は427億5千万ドルで前年同期比47.6%増加し、、昨年11月以来、4カ月連続での前年同期比増加を達成した。08年同期比では2.4%の増加だった。うち輸出額は268億4千万ドル(前年同期比57.1%増、08年同期比1.7%増)、輸入額は159億1千万ドル(前年同期比33.9%増、08年同期比3.5%増)だった。
貿易方式別にみると、一般貿易が安定的に回復し、加工貿易の輸出入額は引き続き08年同期を下回った。貿易相手先別にみると、三大経済体との輸出入の伸びが全体の平均を下回り、東南アジア諸国連合(ASEAN)、韓国、南米の各市場との輸出入は急速に増加した。輸出入企業の形態別にみると、外資系企業の輸出入額は08年同期を下回り、民間企業の回復ペースが他の形態の企業を明らかに上回った。輸出商品のうち、電気機械製品の輸出が急増し、主な労働集約型製品の輸出が08年同期を上回った。輸入商品では、一次工業原材料の輸入量と輸入価格がそれぞれ異なり、ハイテク製品の輸入の伸びが同税関区の平均レベルを下回った。
「人民網日本語版」2010年3月23日