2009年の茶葉輸出量は初めて30万トンの大台を突破し、約5年に及ぶ28万トン以上30万トン未満の状態からついに抜け出すことができた。
貴州省都所寰sで22日開催された「中国万国博覧会十大名茶・ポスト万博茶経済発展フォーラム」で中国食品土畜進出口商会茶葉分会の蔡軍秘書長が述べたところによると、2009年は世界金融危機の蔓延という背景があったが、中国の茶葉輸出は増加し、輸出量は前年比2%増加の30万3千トンに達した。これで約5年にわたった28万トン以上30万トン未満の局面をついに脱することができた。輸出額は7億ドルを超えて7億500万ドルに上り、同3%増加した。輸出量・輸出額ともに過去最高を更新した。
蔡秘書長によると、09年の茶葉輸出では、緑茶と烏龍茶の輸出量が伸び、紅茶は前年並みで、花茶、普ジ茶(プーアール茶)は減少した。輸出先市場をみると、輸出量が1万トンを超えたのはモロッコ、ウズベキスタン、ロシアなど。
また蔡秘書長によると、南西地域の日照り災害も大口の茶葉供給事業に根本的な影響を与えることはなく、今年も中国の茶葉輸出は健全な発展ペースを維持する見込みだという。
*ジ:「さんずい」に「耳」
「人民網日本語版」2010年3月24日