米誌フォーブスが24日報じた資産10桁の女性億万長者14人のうち、半数が中国で財を成した人物であることがわかった。京華時報が25日伝えた。
フォーブス誌によると、女性億万長者とは財産を受け継いだのではなく、自らの力で無一文から起業した人物を指す。中国のタバコ会社に香料を販売する香港の企業家・朱林揺氏と中国のデパ地下経営をサポートする英国のXiuli・Hawken氏、それに不動産業界の大物、呉亜軍氏は傘下の竜湖地産が昨年11月に上場し、無一文から起業した、世界で最も裕福な女性となった。
現在12人の西洋人女性企業家がいかに中国で成長したかを研究している作家のリンダ氏によると、女性企業家の成功例が増えている原因は様々だが、成長している開放的な社会と経済環境が非常に重要で、女性が教育を受け、起業するのを認め、奨励しているということだ。もう一つ別の要因は成長している経済体の絶えず変化する市場ルールにある。欧米などの地域に比べ、発展途上国にはより多くの弾力性のあるチャンスが広がり、あらゆる制約が少ない。また、中国の女性は非常に積極的で、生まれつき勤勉なため最後に見返りがあるという。
データによると、中国では女性労働者が大学の学生募集人数の約50%、労働力全体の36%を占めている。本部を上海に置く、中国市場研究グループの創始者、雷小山氏によると、女性は今では家庭の収入の半分を稼いでいるが、50年代はこれが20%に過ぎなかったという。
「人民網日本語版」2010年3月26日