WTO:中国が09年世界最大の輸出国に

タグ: WTO 中国 世界最大 輸出

発信時間: 2010-03-31 16:50:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽「中独国」が非難の的に

最大の輸出国ともなれば多くの「嫉妬」を呼ぶ。ハーバード大学経済史学者のナイアル・ファーガソン氏が「中米国」という言葉を提案すると、英日刊紙「フィナンシャル・タイムズ」のマーティン・ウォルフ副編集長が「『中独国』連合が世界各国に対抗」という題名で記事を掲載。英米などで熱い議論を呼び、「中独国」という言葉が誕生した。この記事は、世界の2大輸出国には多くの共通点があると指摘し、巨額貯蓄だけでなく、貿易黒字、それにどちらも米国の貿易赤字とギリシャの財政危機に悩まされていることをあげた。貿易赤字国は貿易黒字国に攻撃をしかけている。やっと危機から一息ついた米国は今、本国の貿易赤字と失業率を中国の人民元のせいにしようとしている。ユーロ圏で最も発達しているドイツはギリシャ救済の藁と目されている。ドイツは貿易黒字国であり、輸出品はヨーロッパ市場に頼っている。ちょうどギリシャも貿易赤字国だったため、輸出が一種の「罪悪」のようになった。英日刊紙「ガーディアン」は28日付けの記事で、中国とドイツを「世界のシステムを搾取している」と攻撃し、多くの疑問の声が上がった。

もちろん「中独国」という言葉には様々な議論があるが、学者の多くはギリシャと米国の問題は中国とドイツ両国の輸出が原因ではないとの見方を示している。これらの危機責任を中国とドイツが持つ必要はない。自らが犯した過ちは自らを正すことで解決すべきだ。人民元を切り上げるかどうかは、本国経済の具体的な状況を見て決めるべきだし、ドイツが欧州通貨基金(EMF)を設立するかどうかは財政危機後の欧州の団結の度合いを見る必要がある。

「人民網日本語版」2010年3月31日

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