米財務省が15日に発表したデータによると、中国は2月、米国債115億ドルを減らした。中国の米国債売り越しはこれで4カ月連続となるという。同月、日本が米国債を買い増したが、中国はなお最大の米国債保有国である。
データでは、2月末時点で、中国の米国債保有額は8775億ドルとなり、1月末の8890億ドルと比べると、115億ドル減少した。米国債保有国2位の日本の米国債保有額は7685億ドルで、1月末の保有額7654億ドルよりやや増えた。
その他の主要米国債保有国・地域の中で、ロシアの40億ドルの売り越し以外、多くはいくらかの買い越しとなった。イギリス、ブラジル、中国の香港、石油輸出国はそれぞれ252億ドル、17億ドル、58億ドル、4億ドルの買い越しだった。
中国の指導者はこの前、「米国債は米国の信用にかかわっており、米国が実際の行動で投資者に安心させるべきだ。これは投資者にも米国にも利益となる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月16日