第1四半期 中国企業の海外M&A引き続き活発

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発信時間: 2010-04-16 17:42:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ベンチャーキャピタルや未公開株式の研究機構「清科研究センター」が15日に発表した「2010年第1四半期 中国M&A市場研究報告」によると、世界経済の回復と中国経済の急速な成長に伴い、中国企業の事業拡大に向けた意向は次第に強まっており、M&Aもますます活発となっている。

2010年第1四半期、中国市場ではM&Aが118件行われた(前年同期比37.2%増、前四半期比51.3%増)。うち、金額が公開された97件のM&A総額は39億6400万ドルだった。

第1四半期、中国市場で行われた118件のM&Aのうち、国内におけるM&Aは93件で全体の78.8%を占めた。価格が公開された77件の総額は21億9900万ドルで、M&A総額の55.5%を占めた。

前年同期と比べ、M&Aの件数は31%増となったが取引額は低下した。これは、第1四半期に国内で行われる小規模なM&Aが多いことが原因と見られる。

また第1四半期、対外M&Aの件数も増加が続いており、25件だった(前年同期比66.6%増)。

うち金額が公開された20件の総額は17億6500万ドルで、前年同期の4億7500万ドルに比べて271.6%増と大幅に増加した。

対外M&Aのうち、海外におけるM&Aは引き続き活発で、25件のうち16件(64%)だった。うち、金額が公開された15回の総額は13億7100万ドルにのぼり、対外M&A総額の77.7%を占めた。

海外M&Aを業界別に見ると、エネルギーと鉱物産業が最も人気で、回数・取引額ともにトップだった。5件のM&Aは全て金額が公表され、総額は7億9800万ドルだった。

「人民網日本語版」2010年4月16日

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