清科研究センターがまとめた統計によると、国内・海外のベンチャー投資や私募株式投資信託が中国の戦略的新興産業の発展を高く評価し、低炭素型でエネルギー消費量が少なく高度成長が期待される新興産業分野が早くも人気の投資先となっている。2009年にベンチャー投資や私募株式投資信託を取り扱う機関が、情報産業、新エネルギー産業、新材料産業、医薬保健品産業、バイオテクノロジー産業といった戦略的新興産業に対して行った投資は307件に上り、投資額は18億8千万ドルに達した。とりわけ第4四半期(10-12月)に行われた投資は105件で通年の34.2%を占め、投資額は6億9900万ドルで同37.2%を占めた。第3四半期(7-9月)との比較では件数が21件、投資額が85.6%増加した。
中国の戦略的新興産業には、技術が先進的である、エネルギー消費量が少ない、投資額が少ない、生産額が大きい、牽引効果が大きいといった特徴があり、経済成長モデルの転換や産業構造の向上にとってプラスとなっている。
「人民網日本語版」2010年4月19日