3兆元投資 中国の高速鉄道が空前の建設期に

タグ: 中国の高速鉄道、未曾有の建設期に突入 投資額3兆元

発信時間: 2010-04-26 18:40:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

全長32メートル、重量900トン、河北省ケイ台市に位置する中国高速鉄道最大の箱げた橋「尹村特大橋」が22日早朝、京広鉄道(北京-広州)を跨いだ。「四縦四横」と呼ばれる南北4線、東西4線の骨格のひとつ、京港高速鉄道(北京-香港)はまた技術的な突破口を開いた。

中国は今過去に前例のない高速鉄道建設期に突入しつつある。今年初めに全国鉄道工作会議で発表された統計によると、鉄道建設に6000億元投じられた09年に続き10年も鉄道投資は8235億元に達する見通しだ。なかでも今年の基本建設投資は16.7%増の7000億元と過去最高。多くの研究報告によると、高速鉄道は建設期間中に鉄道情報化設備や知財権をもつ機関車、車両部品、電気制御装置など20余りの業界を牽引し、関連企業にビジネスチャンスをもたらす。完成後には9大地域を結ぶ、新交通網が不動産や観光業などの業界を発展させる。

▽高速鉄道建設に3兆元の総投資

今年の8235億元投資のほか、昨年は数多くの高速鉄道事業が着工した。大まかに計算すると、2010年の高速鉄道建設事業の総投資額は3兆元近くになる。

鉄道部の資料によると、鉄道部が昨年承認した高速鉄道事業は総延長1万3600キロ、総投資額1兆8000億元。うち時速300-350キロの鉄道が19本新規着工、総延長は7863キロメートル、投資額は1兆551億元に達する。ほかにも時速200-250キロの鉄道が17本新規着工し、総延長は5747キロメートル、総投資額7409億元が見込まれる。

金融危機が高速鉄道建設を加速する一因となっている。中国の経済成長はこれまで「投資、輸出、消費」という3台の馬車が引っ張ってきたとアナリストは指摘。なかでも投資による牽引、投資の中でも鉄道、道路、空港、ダムなどのインフラ建設が重要な役割を担ってきた。高速鉄道、すなわち最高時速が200キロ以上の鉄道が昨年から中国東部や中部、西部の重要経済地域を結ぶようになり、その範囲は人口50万人以上を抱える都市の70%、7億人以上に及ぶ。

資料によると、09年の鉄道の基本建設投資は6000億元と08年の3350億元を79%上回った。昨年新規着工した高速鉄道事業のうち、国家計画「四縦四横」に組み込まれた旅客専用線が14路線、都市間旅客専用線が16路線、西部開発新線が5路線、あと2路線が西部開発戦略と西部の省の大規模投資計画に合わせ2010年に着工する西部開発新線となっている。

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