3兆元投資 中国の高速鉄道が空前の建設期に

タグ: 中国の高速鉄道、未曾有の建設期に突入 投資額3兆元

発信時間: 2010-04-26 18:40:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽情報化設備が焦点に

 列車が金を運んでくる。高速鉄道事業が次々と着工するに伴い、大手企業の景気も上々だ。

 東方雨虹社は昨年10月、北京-上海高速鉄道事業で橋面防水材の受注を獲得したと発表した。落札した5つの防水材の落札総額は1億9200万元。晋億事業も昨年10月と11月に哈大鉄道(ハルビン-大連)旅客専用線と高速鉄道の留め具売買契約(契約額7億9000万元)を取り交わしたほか、京石(北京-石家庄)旅客専用線等の事業でも計5億8000万元の留め具事業を落札した。

 「高速鉄道は20余りの業界を牽引し、その牽引力は不動産業界にも匹敵する」と業界関係者は話す。中金公司の研究報告によると、高速鉄道の建設はそれ自体が多くの産業とリンクし、建設過程だけでも基礎建設、線路敷設、車両やその他設備、運営とメンテナンスの4段階あり、100社近い上場企業が関わっている。

 20以上のサブ業界の中でビジネスチャンスがあるのはどの業界か?招商証券のアナリスト劉栄氏は、2010年から2012年にかけ中国では大規模な鉄道建設が行われ、新路線が運営を開始し、新技術を使った装置の製造と運用がいずれも最高潮に達すると考える。中金公司によると、鉄道投資に占める鉄道情報化への設備投資の割合が日増しに増え注目を集め、知財権をもつ機関車、車両部品、電気制御装置、情報技術システムの売上総利益が伸びている。

 鉄道部の推測によると、高速鉄道の総投資のうち最も投資額が高いのは線路購入と敷設、橋梁、トンネル、駅の建設など鉄道基礎建設の部分で全体の40-60%を占め、次に投資額が高いのは鉄道機関車、車両、その部品など機関車両の購入で全体の10-15%を占める。残りの25-40%は通信や情報技術、電力供給など。

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