中国自動車技術研究センターの趙航主任は4日、「自動車生産企業および製品公告」および、車両識別コード、車両出荷合格証明などに基づき、4月の自動車市場に関する正確な生産・販売データを報告した。それによると、中国自動車市場の4月期の売り上げは良好で、生産台数と販売台数はそれぞれ152万5200台、138万8700台となり、それぞれ前年同期比35.18%増、40.02%増となったという。
趙主任は「国内の自動車市場は4月、生産台数が前月比9.82%減少し、販売台数は同9.8%増となった。乗用車の4月期の販売台数は99万3800台で前年同期比34.13%増となった。商用車は39万4900台で同57.42%増となった」と指摘した。
4月の小型車販売台数は前月比6.29%減だった。排気量1.6リッター以下の乗用車に対する購置税(自動車取得税)の優遇幅を今年から縮小したことで、1.6リッター以下の乗用車の売り上げは4月、48万4000台で乗用車販売台数の66.89%を占め、シェアは09年の全体レベルよりもやや下がった。これらのデータから、政策の影響による購買力の減少がはっきりと現れたことがわかる。
「人民網日本語版」2010年5月5日