中国銀聯が5日に明らかにしたところによると、3日間にわたるメーデー休暇期間中、銀行カード取引額は大幅に増加した。統計データによると、5月1日-3日にかけ、銀聯カードによる銀行間取引額は前年同期比35%増の711億元に達した。特に、上海万博と中西部での消費が大幅に増加した。
中国銀聯関係者によると、上海万博の開幕で国内外の観光客が大勢訪れたことから、上海市場は大きな盛り上がりを見せたという。観光消費と密接に関わるホテルおよびレストランでの取引額はそれぞれ同比44%増、20%増となった。5月1日-3日の3日間、万博パーク内におけるカードによる銀行間取引額は2100万元以上となった。
また、中西部地区では、近年の経済の急速な発展および、銀聯ネットワークの拡大とカード利用環境の改善にともない、カード取引額が増加しつつある。メーデー期間中、中西部地区のカード銀行間取引額は前年同期比48%増となり、全国平均を上回った。
このほか、休暇期間中の消費は全国各地で盛り上がりを見せた。航空券販売、レストラン、ホテル、レジャー、スーパーのカード取引額は前年同期比それぞれ47%、41%、40%、20%、11%増となったほか、アクセサリー・工芸品・美術品、自動車、ガソリンのカード取引額はそれぞれ同111%、115%、129%増となった。また、大型家電販売店のカード取引額は79億元に達し、同期間中のカードによる取引総額の14%を占めた。
「人民網日本語版」2010年5月6日