家電量販店をチェーン展開するヤマダ電機は6日、2010年3月期決算発表会で、中国に進出し、3年内に中国に5店舗の出店を計画していると発表した。ヤマダ電機は急速に成長する中国市場を利用し、売上拡大を目指す。
同社の岡本潤取締役によると、今期1店舗、来期2店舗を出店し、その翌年には2店舗を出店する計画だという。各店舗の平均売上高は200~300億円(約14.6~21.9億元)を目標としている。
ヤマダ電機は1978年に設立。2010年3月期(2009年4月1日-2010年3月31日)の売上高は2兆161億円(約1472億元)、純利益は592億6900万円(約43億3000万元)となる見通しで、現在日本最大手、世界第2位の家電量販店。日本の家電量販チェーンで10年連続トップを維持している。日本全国で直営店405店舗、支店1571店舗、計1976店舗を展開。営業面積は185万6700平方メートルに達する。
ヤマダ電機は2008年5月、中国に進出し、海外市場の開拓に乗り出すというグローバル化戦略を立ち上げた。中国の多くの都市を視察し、同社は瀋陽と天津にフラッグショップをオープンすることで交渉、契約を結んだ。瀋陽か天津のどちらかに、ヤマダ電機の海外初の店舗がオープンする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月7日