ヤフーと「淘宝」が相互接続へ 日本企業に商機

タグ: ヤフー 淘宝 日本 企業

発信時間: 2010-05-10 17:13:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国インターネット通信販売最大手の淘宝網(タオバオ)とヤフージャパンは10日、双方が戦略的提携関係を結び、その一環としてネット通信販売サイトを相互接続することを発表した。6月1日から中日の消費者は双方のサイト上の商品を購入できるようになる。

淘宝網の責任者は発表会で、「ヤフーとの戦略的提携関係の構築は、淘宝網の発展に重要な一歩となるだけでなく、中日両国の消費者に良質で廉価なネット通販商品を提供することができる」と語った。淘宝網の2009年の取引額は2000億元を上回り、2010年は2倍の4000億元になる見通しで、今回の提携でヤフーの日本電子商取引市場における競争力が高まると同時に、日本企業に約2000億元の新たな市場チャンスがもたらされると予想される。

中国インターネット情報センターのデータによると、2009年に中国でネット通販を利用した消費者は1億3000万人で、取引総額は2500億元に達した。中国の有名インターネットコンサルティング会社である正望諮詢のまとめによると、2009年の中国ネット通販の市場規模は2008年と比べ90.7%拡大し、消費者数は5000万人増加した。ヤフーと「淘宝網」の相互接続で、現在の中国の2500億元の市場が日本企業に開かれることになる。

実際、中国のネット通販市場の発展はこれに止まらず、2012年までに、中国のネット小売市場の規模は7130億に成長すると予測されている。

淘宝網のデータによると、2006年以降、淘宝網を通じたネット取引は毎年2倍のスピードで増加しており、2009年は2000億元超だったが、今年は4000億元を突破する見込み。この額は日本のネット通販市場の総規模に匹敵するか、あるいはそれを上回る額だという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月10日

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。