『中国証券報』
CPIが18カ月来最高に M2伸び率は5カ月連続で縮小
中国国家統計局、中国人民銀行が11日に発表したデータによると、4月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で2.8%上昇し、18カ月来の最高となった。前月比では0.2%上昇。
生産者物価指数(PPI)は前年同期比6.8%上昇し、伸び率は前月より0.9ポイント拡大、前月比では1.0%の上昇となった。人民元の新規貸付額は7740億元、広義マネーサプライ(M2)の前年同期比伸び率は21.48%で、5カ月連続の伸び率縮小となった。
北京上海の郊外新築物件価格が反落 三亜海口の取引ゼロ
不動産調整の新政策が影響し、各地の不動産取引は低迷し、不動産価格の高騰も収まってきている。『上海証券報』は5月8日から11日までの北京、上海、深セン、三亜、成都、武漢、西安、貴陽などの新築物件の販売状況を調査した。北京と上海の郊外では割引物件が増加したが、販売率は過去最低となった。珠江デルタは恒大地産の大幅値下げより影響を受け、新築物件価格に大きなぐらつきが見られた。中西部都市の不動産価格はこれまでの伸びが比較的小さかったため、新築物件の値下げ幅も大きくない。