「三網融合」、早くて3年内に都市部をカバーへ

タグ: 三網融合 都市 情報 通信

発信時間: 2010-05-19 11:46:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

上海万博の第1回テーマフォーラム「情報化と都市発展」が浙江省の寧波で開幕した。工業情報化部のある幹部は先般取材に対し、「電気通信、放送、インターネットの3つのネットワークを融合させる『三網融合』は早くて3年以内に中国の都市部をカバーし、遅くても5年で可能だ」と述べた。

試行案は今月中に公布予定

国務院の温家宝総理が今年1月13日に召集した国務院常務会議で、「三網融合」の推進を加速化することが決定した。これにより、「三網融合」の推進は正式に政府の議事日程に上った。

工業情報化部の李毅中部長は今年3月、メディアの取材に応じた際、「三網融合」の試行案は5月に公布し、6月に実施する予定だと述べている。これは、「三網融合」がわずか4カ月で正式に試行段階に入ることを意味している。取り決めによると、2010年から2012年まで、放送・通信ネットワークの相互接続の試行を重点的に進め、2013年から2015年まで、「三網融合」の発展を全面的に実現させ、「三網融合」に合った新たな監督管理体制を確立するという。

早くて3年で中国の都市部をカバー

「三網融合」の進展状況について、工業情報化部のある幹部は、工業情報化部が試行案に関する作業を進めていることを明かし、「作業を進めるうちに、障害が思っていたほど大きくないことがわかった。順調に進んでいる」と述べ、推進速度に自信を持っていることを示した。

「三網融合」がいつ中国のすべての都市部をカバーできるかという質問に対し、同幹部は「ほかの障害がなければ計画より速いと思う。早くて3年、遅くて5年になる」と話した。

「三網融合」の概念について

「三網融合」は一種の広い意味、社会的な言い方。現段階では、電気通信、インターネット、ケーブルテレビ放送の3つのネットワークを物理的に融合することを意味しているわけではなく、主に高いレベルでのビジネスアプリケーションの融合を意味している。

「三網融合」は電気通信、放送、インターネットの相互浸透、乗り入れにより全世界で統一された情報通信ネットワークが整備されることを指す。インターネット資源の共有を実現させ、適応性が広く、メンテナンスしやすく、低コストの高帯域幅のマルチメディア・プラットフォームの構築を目的としている。

「三網融合」の実現後、テレビのリモコンで電話をかけたり、携帯電話でテレビを見たり、必要に応じてネットワークを選ぶことができる。また、1本の線または無線で通信、テレビの視聴、インターネットの利用が可能になる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月17日

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