中国の公用車市場 マーケティングリサーチレポート

タグ: 公用車 中国 マーケティングリサーチ

発信時間: 2010-05-19 16:18:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 政府の公用車と言えば、多くの人がアウディやパサート、ビュイック、サンタナなどを思い浮かべるだろう。確かに、街中を走る公用車の多くがこれらのブランドだ。政府の公用車調達先リストには数十ブランドが登録されているのに、これらのブランドが特に人気を集めるのはなぜだろうか。その背後にはどういったいきさつや消費文化があるのか。今年、浙江省が新たな政府の公用車調達を開始するのに伴い、記者が探ってみた。

 

公用車市場シェアの半分を占める5大ブランド

これほど多い調達台数と金額の中で、サンタナ、パサート、トヨタ、ビュイック、アコードなど5ブランドは半分以上を占めている。マーケティングの専門家で、奇正沐古国際諮問機構の会長である孔繁任氏は、公用車は少なくとも3つの基準を満たしていなければならないとした・・・

 

公務員に高共感度 アウディは高級公用車の代名詞

アウディは中国でパサートと同じくらい有名だが、いずれも公用車不足の時代に歴史的チャンスに恵まれた。1980年代末から90年代初め、公用車の高級なイメージを表す国産車はアウディ100だけだった。組立てにしても順調で、公用車にもっともふさわしいとされた…

 

公用車市場 ベンツとBMWが人気薄

マーケティングの専門家は、BMWとベンツには豪華や成金などのブランドイメージがあり、中国政府機関が一貫してきた控えめで穏健、自制的といったイメージとかけ離れており、冷遇されているのが目に見えると考える…

 

自主ブランド車 公用車として使用が拡大

国務院は2009年、『自動車産業調整振興計画』を公布し、政府公用車は自主ブランド車に重点を置き、2009年から各級政府と公共機関が配備、買い換える公用車で自主ブランド車が占める割合を50%以上とすることが提起された・・・

 

「中国網(チャイナネット)日本語版」2010年5月19日

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