キャンベル次官補は、「戦略面では、双方は朝鮮、イラン、アフガニスタン、パキスタン、気候変動の試練など一連の問題について対話を行う。経済面では4つに焦点を絞る。まず貿易・投資障害への反対。2つ目は経済の強い回復とバランスの取れた成長を促進すること。3つ目はより柔軟性があり、開放された市場主導型の金融体系を促進すること。4つ目は国際経済と金融構造を強化することだ」と述べた。
さらにキャンベル次官補は次のように話す。米中関係は世界でもっとも重要な二国間関係だ。米中戦略・経済対話で、両国の最高レベルの閣僚は双方が直面する試練を全面的かつ率直に討論できる。これこそが米国が今回、大規模な代表団を北京に派遣する理由だ。しかし、1回の対話で両国が直面するすべての問題を解決できるとは思っていない。双方は中米商業貿易連合委員会やG20などで引き続き対話を行う。
米国務省が発表した日程によると、クリントン国務長官は5月21日から26日まで日本、中国、韓国を訪問する予定で、国務長官に就任後5回目のアジア訪問となる。
「中国網(チャイナネット)日本語版」 2010年5月20日