中国、循環経済税収優遇政策を制定へ

タグ: 経済 循環経済 税収 税

発信時間: 2010-05-31 17:14:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

工業情報化部省エネ・総合利用司の高東昇副司長は28日、「同部は国家新型工業化基地の創設に取り組んでおり、その中で持続可能な発展に関する指標についての要求が明確にされた。今後、関係部門と共同で循環型経済の発展を後押しする税収などの面の優遇政策を制定する」と述べた。

これは、高東昇氏が同日開催された第13回北京国際科学技術産業博覧会の「中国循環型経済発展トップフォーラム」の席上で述べたもの。高東昇氏は、「30年余りの急成長で、中国は資源消費大国となり、環境問題がますます際立ち、資源の不足や環境悪化が経済の更なる発展においてボトルネックとなっている。そのため、経済の発展と資源・環境の調和を図り、資源・環境面のボトルネックによる制約を解消することは、私達が直面する大きな試練である」と指摘した。

データによると、工業は中国の資源消費と汚染物質排出の主な業種であり、エネルギー消費は全国の70%以上を占め、二酸化硫黄とCOD排出はそれぞれ全国排出総量の86%と37%を占めている。

「中国の工業は典型的な高エネルギー消費、高汚染物質排出、エネルギー総合利用率の低い粗放型の発展モデルである。したがって、循環型経済の発展加速を図り、エネルギー消費や汚染物質の排出を減らし、資源の循環利用率を高めることは差し迫った課題で、新型工業化の道を歩む上で必然的要求でもある」と、高東昇氏は強調している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月31日

 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。