7種類の収入格差にそれぞれ対応

タグ: 中国 収入 格差

発信時間: 2010-05-31 17:47:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

財務部財政科学研究所の賈康所長はこのほど、中国の現代化の過程における主な問題として収入分配の格差をあげた。収入分配制度の改革による収入分配の合理的調整は、中国の制度構築とマクロ調整における長期的な主要任務となるだろう。収入分配を調整するには、収入格差という問題の根源を見つけなければならない。現実的な収入格差には7種類ある。

(1)誠実な労働における努力の程度や勤労の程度の違いによる収入格差で、「多く働くほど多く収入を得る」という仕組み。こういった収入格差は改革開放によって平均主義が打ち破られた後、必然的に拡大する合理的な格差。

(2)個人の天性と能力の違いによる収入格差

(3)先天的な相続、個人の資金や不動産、家族関係、社会的な人脈などの違いによる収入格差。

(4)チャンスの違いによる収入格差。例えば株や宝くじなど一夜にして命運をわけるもの。否定できないチャンスの要因もある。

(5)現行の体制や制度の合理性欠如による収入格差。例えば独占業界の会社員の収入は他の業界より高い。そのルールは業界内では一致していても社会の他のグループからすれば明らかに不公平。

(6)現行の体制や制度において追求されないか、暫定的に追及されない「暗黙のルール」による収入格差。大体は一般的にいう「グレーな収入」のこと。透明度が低く、暗黙のルールの多くは公正に欠くため改正が必要。

(7)不法行為、腐敗行為など不正な手段で得た収入。こういった行為が犯罪であることは言うまでもない。

以上7つの情況のうち、1と2は政策によって奨励するか、奨励を主体に再分配による微調整が必要。3と4は政策により適度に調節する必要があるが、市場経済に必要な開拓精神や冒険精神が抑制されないよう注意が必要。5と6は調節必須で、その鍵はメカニズムと政策の転換を同時に行うこと。7は取締りと処罰を断行しなければならない。

政府の役割の多くは、再分配を通じて収入格差の抑制や緩和を図ることにある。高所得層に対しては税収などの手段を通じて適度に調節し、基本的な生活に事欠く低所得層には社会的救済や社会福利措置を通じて補填しなければならない。特殊な原因により収入によって基本的生活を維持できない社会構成員には必要最低限の保障確保を原則に基本生活を保障し、調和の取れた社会の安定を促進する。

政府はもうひとつの責任として、義務教育や基本医療、基本住宅といった社会保障に分類される基本的な公共商品、公共サービスの提供に努力していく必要がある。

「人民網日本語版」2010年5月31日

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