中国の加工貿易構造に2つの変化

タグ: 中国 貿易 

発信時間: 2010-06-29 17:39:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

輸出商品の構成を改善するために、国はここ数年の間に相次いで措置を打ち出し、加工貿易のモデル転換やグレードアップを推進している。税関がこのほど発表した統計報告によると、現在、国の政策が一定の効果を上げており、次の2つの変化がみてとれる。まず地域的にみて、中西部地区の加工貿易輸出入が全国に占める割合がゆるやかに上昇しており、また産業別にみて、機械電気製品の輸出シェアが上昇し、従来型の労働集約型製品の輸出増加幅がせばまっている。

▽1-5月 西部の加工貿易輸出入70%増

税関がまとめた統計によると、今年1-5月には中西部地区の加工貿易輸出入が大幅に増加した。うち中部地区の省・市の輸出入額は累計86億1千万ドルに上り、前年同期比62.5%増加した。西部地区省・市の輸出入額は累計80億2千万ドルで同68%増加した。

税関の統計によると、2005年以来、中西部地区の加工貿易が全国に占める割合は2%からゆるやかに上昇して、09年は3.2%に増加した。1-5月の出入額が全国に占める割合は前年同期の3.3%から3.9%に上昇した。

▽機械電気製品の輸出シェア 約80%に

ここ数年、中国では「両高一資」(高汚染、高エネルギー消費、資源消費型の産業)の商品を対象とした加工貿易政策に大幅な調整が加えられ、加工貿易の輸出商品構造の改善が進められている。統計データをみると、今年1-5月には機械電気製品の輸出シェアが上昇しており、伝統的な労働集約型商品の輸出増加幅がせばまり、政策が順調に効果を上げている。

税関の統計によると、今年1-5月に加工貿易方式による電気機械製品の輸出額は2143億1千万ドルに上り、同期の加工貿易輸出全体に占める割合は79.4%に達して、前年同期比0.8ポイント上昇した。ファッション製品など6種類の従来型労働集約型加工貿易商品の輸出額は228億9千万ドルで同8.8%増加し、増加幅は同期の加工貿易全体の輸出増加率32.9%を大きく下回った。

「人民網日本語版」2010年6月29日

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