IMF、人民元為替レートの自由化を要求

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発信時間: 2010-06-30 17:24:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 IMFはギリシャへの巨額支援の後、自らが資金不足に陥るはめになった。IMF政策諮問委員会議長でエジプト財相のガリ博士は、IMFはより多くのSDRを発行して加盟国から資金を集めたいと考えているとし、人民元がSDRのメンバーになるかもしれない、と語った。米投資銀行ゴールドマン・サックスアジア太平洋地域チーフエコノミストのマイケル・ブキャナン氏は、中国の輸出シェアと準備通貨としてのシェアが将来的に増加すると考え、人民元のSDRのシェアは25%を占めるだろう、と指摘する。

 IMF改革問題は、先週末にトロントで開かれた20カ国・地域首脳会合(G20)でも注目が集まった。ストロスカーン専務理事は、「改革後、IMFにおける中国の議席は著しく増えるだろう」と語った。

 新興国家、特に中国のようなアジア新興国のIMFにおける作用、発言権、議席数の向上を、IMFは今年末までの目標として掲げている。中国の議席数増加は自然の成り行きといえる。中国経済の規模拡大に伴い中国により大きな可能性が与えられるのは当然のことだ。中国だけでなく、インドやブラジルなど一部の国の議席も増えるだろう。IMFの議席のバランスを保つため、一部の先進国は自らの議席を手放さなければならなくなる。

 ストロスカーン専務理事はまた、中国が為替レート改革のさらなる推進を決定したことに対し称賛を送り、今のところ人民元が急に跳ね上がることはないが、「政策転換により、低く評価されている為替レートが徐々に修正されていくだろう」との見方を示した。人民元の継続的な値上がりは中国の利益に適っているとしつつも、中米貿易のアンバランスを解決する万能薬ではないと強調した。


 「人民網日本語版」2010年6月30日

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