商務部は1日、エチオピア、リベリア、コンゴ、モザンビークなど、アフリカの最後進国26カ国と中国が調印した交換公文に基づき、7月1日からこれら26カ国の対中輸出品の60%に対して関税を免除することを宣言した。「国際金融報」が伝えた。
商務部西アジア・アフリカ司の責任者は、「今回の関税免除は、中国が中国・アフリカ協力フォーラムにおける承諾を履行するものであり、アフリカ国家の発展をサポートし、双方の平等・互恵協力関係をさらに拡大するための重要な措置となる」と述べる。
同責任者はまた、「中国は今年、60%の輸出品に対して関税を免除する。これにより、アフリカの最後進国に対する関税免除品目は、これまでの478税目から4700税目に拡大された。これは中国が自国の経済的実力に基づいて行った決定であり、一方的かつ自主的な優遇政策で、WTOの規則にも符合している」と述べる。
現在、中国と外交関係のあるアフリカ後進国30カ国のうち、アンゴラ、セネガル、ニジェール、ソマリアの交換公文は現在処理が行われており、2011年初旬には実施されるという。
「人民網日本語版」2010年7月2日