「チキンマックナゲット」から化学成分が検出

タグ: チキンマックナゲット 化学成分

発信時間: 2010-07-06 17:29:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米マクドナルドが販売する「チキンマックナゲット」に、工作用粘土に用いられる化学消泡剤「ポリジメチルシロキサン(PDMS)」と石油から抽出される酸化防止剤「tert-ブチルヒドロキノン(TBHQ)」が含まれていることが、米CNNテレビの調査で明らかになった。法制晩報が伝えた。

 米国メディアの報道によると、マクドナルドの広報責任者はチキンマックナゲットにPDMSを使用している理由について「食用油の気泡を抑えるという安全面からの配慮。世界保健機関(WHO)の動物実験でも微量であれば人体に害はない」と説明している。

 PDMSなど化学消泡剤は工作用粘土や化粧品のほか、腹部膨満を治療する薬品の成分としても用いられる。フードアナリストによると、ナゲットの形や食感を保つために消泡剤は不可欠という。

 またマックナゲットからはTBHQも1個当たり0.02%検出された。TBHQは石油から抽出される成分で、植物油や動物性脂肪の防腐剤として用いられる。1グラム以上摂取すると吐き気・嘔吐、耳鳴りなどの症状が現れ、深刻な場合は窒息や虚脱すること恐れもあるという。

 これら化学成分の使用について、米国の料理番組の司会者キンボール氏は「ナゲットの形や食感を保つためだ」としており、ニューヨーク大学の教授も「健康にそれほど大きな害はない」との見方を示している。

 「人民網日本語版」2010年7月6日 

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