中国の100世帯あたりの自動車保有台数は現在の13台から10年後には27台に増加するという予測が出された。
中国国務院発展研究センター、中国自動車工程学会とフォールクスワーゲングループは北京で5日、共同で『中国自動車産業発展報告(2010)』を発表した。同報告では、2020年に中国の自動車需要は2337万台に達し、100世帯あたりの自動車保有台数は27台になると予測されている。
国務院発展研究センター元副主任の魯志強氏は発表会で、「中国の自動車産業は2009年に関連政策・措置による支援を受け、生産・販売台数は米国を抜き世界一に踊り出た。当面、経済情勢は好転しているが、複雑性と不確実性が高まっている。今後は各方面の相互理解と密接な協力が必要になる」との見解を示した。