中国の格付業界はまだ、米国格付機関主導の国際格付システムを発言や文章で批判しているだけだが、EU、ロシア、日本などはすでに行動に移している。いま、現行の不公正な国際格付システムを制止することが一種の潮流となっているのだ…
2006年の1年間だけで、海外投資家は工商銀行、建設銀行、中国銀行、交通銀行などの国有銀行から7500億元を稼ぎ、そのほかの株式制商業銀行から得た利益も合わせると、中国の銀行業から稼いだ利益は1兆元を超える…
1996年、米国の有名な経済学者のフリードマンは米国とムーディーズを「実力が互角である二つの超大国」と形容し、「米国は爆弾によって一国を粉砕することができ、ムーディーズは格付を引き下げることで一国を壊滅させることができる」と述べた…
「米国の格付機関の中核的資本である「信用と評判」は、今回の危機の中で大きな傷がついた。米国の経済や金融市場の規模によってムーディーズ、スタンダード&プアーズ、フィッチ・レーティングスの三大格付機関が育成されたというならば、中国市場は今後数十年の発展の中で、政策や制度さえ整えば、必ず自国ブランドの格付機関の発展を促進することができる」と中国輸出入銀行の王建業・首席エコノミストは話す…
中国の大公国際信用格付け有限会社は11日、初の国際信用格付け報告を発表した。これは、中国の独立格付け機関が新たな国際信用格付け機関として国際舞台に登場したことを意味している…
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月13日