上海は世界の金融センターの構図に新たな座標を打ち立てた。8日発表された「新華ーダウ・ジョーンズ国際金融センター発展指数」(IFCD INDEX)に関する報告書によると、世界45の国際金融センターのうち、上海は8位にランクイン、国際金融センターの第2グループに位置している。新華社通信が伝えた。
同指数は金融センターの成長力・競争力を総合的に評価したもの。上海の評価点は63.8点で、パリ、シンガポール、フランクフルト、ワシントンなど5つの成長型金融センターと並んで第2グループに位置している。同グループの総合評価点は60~80点。
IFCD INDEX客観指標体系の個別指標を比較すると、上海はすでに第2グループのけん引役になっている。IFCD INDEXは金融市場の規模と成長率についてBCGマトリックス分析を行った。その結果から、第2グループに属する5都市のうち、上海とシンガポールは「繁栄区」象限の対角線の上に位置していることが分かる。これは金融市場の規模が大きく急速な成長を維持していることを示している。一方、パリとフランクフルト、ワシントンは象限の対角線の下に位置している。
「人民網日本語版」2010年7月12日