経済衰退の受難者は男性 復興は女性が主導

経済衰退の受難者は男性 復興は女性が主導。

タグ: 経済衰退 男性 経済復興

発信時間: 2010-07-12 11:02:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米ニューズウィーク誌は6日、世界を席巻した経済危機は男性に大きな打撃を与え、女性には仕事や社会的地位を上げるチャンスを与えたとの記事を発表した。経済発展の中で女性の果たす役割がますます重要になり、今後の世界経済の回復は女性が主導すると考える人は少なくないと述べている。

同記事によると、歴史学者たちは07年から08年の経済衰退時期を「男性の衰退」と名づける模様。その理由は、今回の経済危機で深刻な打撃を受けたのは男性が大きな割合を占める金融サービス業、製造業、建築業であり、男性が主な受難者となったこと、しかも給料が女性よりも高いため、リストラの第一ターゲットになりやすいからだ。

07年以降の米国の失業者1100万人のうち、男性は3分の2を占める。09年8月の米国男性の失業率は11%、女性は8.3%で、男女別失業率の差は戦後最大だった。専門家が「経済が回復した5年後には、成人男性の6分の1は仕事がなく、幸運であれば、妻に養ってもらうという状況になる」と予想するのも無理はない。現在、米国の3分の2の家庭は女性も仕事をしてなんとか暮らしを立てており、EUでは2000年以降に新しく増えた800万の勤め先の75%を女性が占めている。統計によると、米国女性の消費能力は5兆ドルに達し、世界的に見て、女性は最大の新興市場になりつつあり、その規模は中国とインドの和の2倍以上である。

さらに重要なのは、女性が雇用や消費の面で制限を受けることはなくなったことだ。自分で会社を経営する女性が増えており、今後、彼女たちはもっと多くの労働者の雇用主となるだろう。97年から02年にかけて、米国の会社数は7%増加し、なかでも女性が主導する会社は20%近く増えている。大げさではなくて、女性の創業は先進国の中産階級の再興にとって有益なのである。

 

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