上海港 |
交通運輸部は13日、水上輸送に関する報告書「2009中国航運発展報告」を発表した。同報告によると、昨年の全国の港湾の貨物取扱量(実行ベース)は76億5700万トンに達して、前年比9.0%増加した。うち沿海部港湾は48億7400万トン(同8.6%増)、内陸河川港湾は27億8300万トン(同9.9%増)だった。世界の港湾の貨物取扱量ランキング上位10港湾のうち、中国が8つを占め、上海港は前年に続いて世界一の座を保った。貨物取扱量が1億トンを超えた港湾は昨年の16カ所から20カ所に増え、廈門(アモイ)港、湛江港、湖州港、江陰港は初めて億トン級港湾の仲間入りをした。コンテナ取り扱い量ランキング上位20港湾のうち、中国が9つを占め、うち7つが大陸部港湾だった。
昨年、中国の水上輸送業は新たな進展を遂げ、輸送力が急速な伸びを示した。09年末現在、中国には17万6900隻の輸送船があり、最大積載量は1億4608万7800載貨重量トン(DWT、同17.7%増)に上る。海上輸送船隊の最大積載量は世界4位の1億200万DWTで、世界の船隊全体に占める割合は8.3%だった。国内企業の総合的な輸送力上位3社は、中国遠洋運輸(集団)総公司、中国海運(集団)総公司、中国外運長航集団有限公司が並んだ。
同報告では、内陸部河川の水上輸送業務を扱う企業の経営規模ランキングが初めて公表され、トップに立ったのは中国外運長航集団傘下の長航鳳凰株式有限公司だった。
「人民網日本語版」2010年7月14日