大阪が首位 「新興金融センター」番付発表

大阪が首位 「新興金融センター」番付発表。

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発信時間: 2010-07-16 18:31:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米経済誌「フォーブス」が発表した「新興金融センターランキング」では、大阪が1位になり北京が4位にランクインした。

 このランキングは今年3月に発表された「世界金融センター指数」(GFCI)に基づくもので、GFCIはコンサルティング会社のZ/Yenグループが、ロンドンの行政機関、シティ・オブ・ロンドン・コーポレーションの委託を受け、昨年7月から12月にかけて世界の75の金融都市を調査して作成した。世界的な金融センターの首位はニューヨークとロンドンで、香港は3位だった。

 また「フォーブス」は今回、昨年と今年のGFCIを比較し、順位の上昇が最も大きかった新興金融センターのランキングも発表した。ベスト5は大阪、ウエリントン、ソウル、北京、メルボルンの順で、アジア太平洋地域の金融センターの地位向上が目立つ。それにはそれぞれ原因があり、250万人を擁する大阪は三洋電機や松下電器などの本社があり、韓国は膨大な債券市場を持っており、ソウルが受ける利益も少なくない。オーストラリアとニュージーランドの法律や制度も完備され、投資家にとってはとても魅力的だ。

 しかしこうした新興の金融センターは、「急速に起こった競争者」にすぎず、アジア太平洋地域で香港やシンガポールの地位を揺がすほどの実力はまだない。香港とシンガポールは相変わらずアジアのトップ商業都市であり、北京と上海はその後を追い、ソウルは「多元化の金融センター」といえるが、多くの分野でまだ業務が深まっておらず、トップとの間にはまだ差がある。

 新興の金融センターで業務を展開するには、過去の成績を参考にすることができないため、比較的リスクが高いと考える経済アナリストもいる。Z/Yenの総裁補佐は「かつてのデータは安心できるもので、私だったら大阪によりは香港や東京に投資するだろう」と話す。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月16日

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