▽実物消費の高い比重 食住など
中産階級は「消費の先駆け」と呼ばれ、大きな家に住み、よい車に乗り、多彩な生活スタイルを送っている印象がある。だが実際には非常に大きな経済的圧力にさらされ、社会保障のレベルはそれほど高くなく、富を蓄積して、消費を抑制する傾向にある。
こうしたことから、基本的な耐久消費財の普及、住宅や食品などの実物消費が中産階級世帯の消費構造の中では突出した位置を占めている。その一方で、サービス消費は十分な伸びを示していない。中産階級の消費支出が収入全体に占める割合は社会全体の平均を大きく下回る。たとえば一カ月の消費額は約4600元、一人あたり消費額は約1700元で、消費支出は世帯収入の半分に満たない。
「人民網日本語版」2010年7月19日