中国の李克強副総理は23日、エネルギー科学技術進歩賞を受賞した代表と会談した際、「新エネルギー技術を研究開発し、エネルギーの節約と効率的な利用の推進に全力を挙げ、エネルギーで社会経済の持続可能な発展を実現する」と述べた。
この中で、李副総理は「中国には、各種のエネルギーが揃っているが、1人当たりの量は少ない。これにより、エネルギーの効率的な利用を優先しなければならない。新エネルギー産業には大きな可能性があることから、科学的な計画を策定し、安全の保障を前提条件として原子力発電所の建設を推進する。また、水力、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーの開発を推進し、新エネルギー産業のレベルを引き上げていく」と述べた。
また、「最先端技術の開発において、科学技術の創造能力の養成を重視する。企業の主体的地位を堅持し、市場を基に、技術革新システムを整備していく」と強調した。
エネルギー科学技術進歩賞は、中国エネルギー科学技術の中で重要な賞の1つです。今年、22人の科学者がこの賞を受賞した。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年7月25日