中国の楊潔チ外交部長は23日ハノイでアメリカのクリントン国務長官と会談した際、「中国は、外国の軍艦や軍用機が黄海及び外の中国の近海で、中国の安全と利益を害する活動を行うことに反対する」と表明した。
この日の午後、第17回ASEAN(東南アジア諸国連合)地域フォーラムに出席した中米両国の外相が会談を行ったが、アメリカと韓国が黄海で合同軍事演習を実施しようとすることについて、楊部長は、「中国は、冷静を保ち、二カ国間関係を損なったり、地域情勢を緊迫化させたしないよう関係国に要求する」と語った。
楊部長は、「中国は、アメリカと共に、両国首脳が達成した共通の認識事項を着実に実施し、ハイレベルと各レベルの緊密的な往来を保ち、実務的な協力を積極的に推し進め、重要な国際問題や地域問題での意見の疎通と協調を強め、相手側の核心的利益と関心事を尊重しあい、両国関係が積極的協力という軌道に乗り、絶えず発展していくよう努力したい」と語った。
これに対してクリントン国務長官は、「アメリカは中国と共に、ハイレベルの往来を細かく計画し、戦略的対話と相互信頼を深め、経済と貿易それに投資及び他の分野での協力を拡大し、人的往来を繰り広げ、両国関係の勢いよい発展ぶりを保ちたい」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年7月25日