中国の上場企業である中国鋁業(中国アルミ)が29日、北京の人民大会堂で、英豪系資源大手リオ・ティントとの間におけるアフリカの鉄鉱石鉱山の共同開発に関する取り決めに調印することが明らかになった。中国アルミはギニアにある鉄鉱石鉱山の開発でリオ・ティントと提携していく。
今年3月、中国アルミの親会社である中国鋁業公司が、リオ・ティントが所有しているギニアのシマンドウにある鉄鉱石鉱山の共同開発についてリオ・ティントと合意に達した。
公開データでは、西アフリカのギニアにあるシマンドウ鉄鉱が、世界トップクラスの大型良質露天赤鉄鉱であり、推定鉄鉱石埋蔵量が22億5000万トンで、同鉱山の最終的な資源埋蔵量は50億トンに達する可能性もあるという。同鉱山の鉄鉱石は66%~67%の高品位となっている。
また、リオ・ティントのチーフ・エグゼクティブのトムアルバネーゼ氏は「現在、世界で未開発の唯一の高品位鉄鉱」と、マンドウ鉄鉱の将来性を高く評価している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月29日