世界経済への中国の貢献は疑いの余地無し 関志雄氏

世界経済への中国の貢献は疑いの余地無し 関志雄氏。

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発信時間: 2010-08-03 17:22:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

世界経済のアンバランスについて、関氏は、「原因は多方面にわたる」とする。この問題を解決するためには、中国と米国がそれぞれ努力する必要があるという。

関氏は、「責任を持ち、世界的な問題を解決するために、中国はまず自分の事をきちんとするべきだ。中国の高貯蓄率は、社会保障レベルや人口・年齢構造と関係があるし、所得分配とも関係がある。中国が所得分配を調節し、都市と農村・高収入層と低収入層の差を縮めていくことは、国内消費のけん引に役立つだけでなく、輸入を通じて他の国に大きな発展のチャンスをもたらすだろう」と強調する。

関氏はまた、地域格差を縮小するために、中国は国内で「雁行形態」を推進していくべきだと提起する。産業を沿海地域から内陸部に向けて、絶えず転移させると同時に、財政転移支付制度を完備し、政府開発援助を展開する。このほか、中国は高成長を維持し、産業のアップグレードと生産向上を通じた発展モデルの転換も行う必要がある。中国がしなければならないことは沢山ある。これらをしっかりやることが、世界経済への貢献となる。

「中国は発展途上国だ。自分の能力を超える責任を負わされる理由はない。また、中国は責任を負うと同時に、相応の権利を得るべきだ。例えば、IMFや世界銀行の投票権増加や、国際的な事務における発言権の増加など。世界経済の秩序が再建されていくなかで、中国の地位も絶えず高まっていくべきだ。」

「人民網日本語版」2010年8月3日

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