エネルギー消費大国となった中国だが、クリーンエネルギーと新たな省エネ・環境保護技術への追求はとどまることがない。このほど、深センのある企業が開発した新型の巨大バス計画は、海外メディアからも注目を集めた。
米「ヒューストン・ポスト」紙は4日、この巨大バスを紹介する記事を掲載。「もし開発が成功すれば、人類史上最も革新的な公共交通のソリューションとなるだろう。公開された設計図から見ると、まるで未来の自動車のようだ」とした。
この新型交通システムを開発しているのは華世未来泊車設備有限公司。同社が開発中の巨大バス「立体交通エクスプレス(3D Express Coach)」は、軌道交通の一種だ。レールは地中に埋まっており、乗客の位置は地上2メートルの高さにあるため、高さ2メートル以下の小型車輌は、トンネル状になっているバスの一階を自由に走行できる。幅は6メートルで、2本の車道を跨いでいる。電力と太陽エネルギーを動力とし、運行速度は時速60キロ、一度に1200-1400人を収容できる。従来のバスと比べ、30%以上の省エネを実現できるという。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年8月5日