世界最速のスーパーコンピュータを決める「トップ500スーパーコンピュータ」ランキングが今年11月に更新される。中国のスパコン「星雲(Nebulae)」が首位の座を狙う。「中国網」が外国メディアの報道として5日に伝えた。
同ランキング8は毎年5月と11月に発表される。今年5月のランキングでは、深センの国立家スーパーコンピュータセンターに設置されているNebulaeが2位にランクインした。首位は米オークリッジ国立研究所に設置されている「Jaguar(ジャガー)」。
Jaguarは1.76ペタFLOPS(1ペタFLOPSとは1秒間に1000兆回の浮動小数点演算を処理)の処理速度を記録、Nebulaeの処理速度は1.27ペタFLOPSだった。しかしNebulaeの理論上の最高処理速度は2.98ペタFLOPSとされる。
最近の測定結果でも、Nebulaeの実際の処理速度はこの理論上の最高処理速度に近かった。このため、11月に発表される最新のランキングでは、Nebulaeが首位の座を勝ち取る可能性が高い。一方のJaguarは、今後5年で重大なアップグレードを行うと報じられているが、でなければJaguarのランキングは数年の間に250位以下に落ちてしまうだろう。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年8月5日